ごあいさつ

令和5年度を振り返って

NPO法人 健康・体育活性化センター 理事長 藤﨑 敬

今年度は感染症の流行がやや下火になったこともあり、事業を予定通りに実施することができました。

「セミナー」の会場、千代田区立昌平小学校では、浅岡寿郎校長先生をはじめ職員の方の御協力で会場が準備され、参カロ者も定刻にお集まりいただき、内容の充実した協議会を行うことができました。

また、「足元からの健康つくり」の実施では、江戸川区立船堀小学校 山下靖雄校長先生をはじめ、学習する学年の先生方の御協力があり、児童の積極的な「学び」が展開され、保護者も参観いただくという成果が見えました。授業後にいただいた「テキストマイニング」のデータの結果からも児童の関心や理解の高まりが見られる事業となりました。

各地区の担当者会を6月と1月の2回実施できたのは、四年ぶりのことでした。NPOの小学校体育研究員だった先生方に地区代表者を依頼していますが、これからも積極的に引き受けていただくと、ありがたいと思っています。

地区代表者の話の中に、研究会の授業研究の内容についての話がありました。「教える」から「学び」の授業転換の難しさ、ICTの端末の利活用へ無関心など、学習指導要領や中教審答申の理解不足が原因かと思われる内容もありました。

次年度の「小学校体育研究員」の再開をきっかけに、これからの授業観や指導観をもとに、目指すべき体育授業の研究を進めていきます。

次年度もコロナ・インフルエンザの感染症に振り回されないことを願い、会員の皆様にご協力いただきながら、当法人の役割を果たしていきたいと考えています。